練功十八法

「病気があれば病気を治し、病気がなければ、病気を予防する」

■練功十八法は中国の三大健康法の一つです。

病気があれば病気を治し、病気がなければ病気を予防する、万人の優れた健康法です。

呼吸法の実施により健康な身体を作ります。

 

 

■前段 をご覧ください

第1組…首、肩の痛みを予防治療する練功法

第2組…腰、背の痛みを予防治療する練功法

第3組…臀、脚の痛みを予防治療する練功法

 

 

 

健康法の「法」について

練功十八法の「法」とは

練功法の「法」

一般的に「法」は掟(おきて)、規則、仕方、手順などを指しますが、そのほかにも仕切り、決まり、真理なども意味します。

法が上につけば法律とか法治国家とか、大変に堅いイメージになり、下につけば、仏法、国法、司法、礼儀作法、亭主操縦法等々、幅広い意味と解釈ができます。

 

健康づくりに、この「法」がつくものはあまりありません。

気功、太極拳、体操、自彊術、ヨーガ、導引などに法は付きませんが、この練功十八法には「法」が付きます。さらに奥義は呼吸法からできているため、ここでも法が入ります。

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「法」は、やり方の決まり

堅苦しい「法」は専門家にまかせるとし、体操での「法」とは、約束事、やり方の順序といえます。

誰でもこうすればこのような効果がありますよという決まりなのです。

 

人を律するための決まりもありますが、練功は人の体をよくするために行う万人の決まりなのです。

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一緒にやる相乗効果

更に、一人で実施するよりも、大勢の人でするほうが良いのです。

人が集まると連帯感が増して、体操そのものの効果だけでなく、連帯効果、相乗効果という複合効果が生まれます。

”来ているだけ”、”参加しているだけ”でも、精神効果が大きくなります。

 

反対に、正しく体操していても、精神的に孤独、輪の中に入れない、みんなから嫌われているのではというマイナス意識が働くと、体にも良い結果は生まれません。

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仲良く、心豊かに

心のあり方、とりわけ人との協調が大切な要素になります。

体操会のモットーに「仲良く・・・」とあるのは実は一番大事な点です。

優しいようで実に難しい課題でもあります。

 

人の話をよく聞く、相手を理解する。

しかしながら、人は好き嫌いの判別が大きな要素ですから、自ら心豊かにならないとどこへ行っても長続きは無理でしょう。

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健康法の普及と推進

中国に昔から伝えられている健康法に「六調健康法」という説があります。

調心、調身、調息、調膳、調眠、調徳とありますが、眠と膳以外は、練功十八法を行うことで達成できます。最高の健康法といえます。

 

当協会は、その名のごとく、健康法を普及する使命と責任を自ら背負った協会です。社会の一員として、それぞれの立場でこの世に生を受けた感謝の思いを、そして多くの人に喜ばれる「健康法の推進」を大いに展開してゆきましょう。